学生時代の状況は違う二人の新卒UI/UXデザイナー。二人が「イメージどおりの職場だった」と語る理由とは?

ゲームの世界観を表現しながらも、ユーザーが使いやすいデザイン・導線設計を追究するUI/UXデザイナー。今回は、そんなデザインの魅力に学生時代から惹かれUI/UXデザインを勉強していたちさと、学生のときはイラストをメインで学びながらも、UI/UXにも興味を持ちUI/UXデザイナーとしてgumiに入社したももこの2人の新卒若手社員に、新卒採用担当の荻野が話を聞きました。今はそれぞれの担当プロジェクトで活躍している2人は、なぜUI/UXデザインに興味を持ったのでしょうか?また、入社2年目、3年目の今、業務のやりがいや働く環境についてどう感じているのでしょうか?

<登場人物>

鈴木

Studio FgG UI/UXデザインセクション『G-ROW DESIGN』Director。2010年にgumiへ入社。UI/UXデザイナーとして数多くの自社タイトルに携わる。現在はマネジメントを行いつつ、自身も新規デザイン制作や提案を行う。

ももこ

専門学校(ゲームグラフィックアンドキャラクター専攻)を卒業後、2019年にgumiに新卒入社。オリジナルタイトルのUI/UXデザイン制作を担当。

ちさ

専門学校(ゲーム学科グラフィック専攻)を卒業後、内定者インターンを経て2020年にgumiに新卒入社。他社IPタイトルのUI/UXデザイン制作を担当。

荻野さやか(おぎの・さやか)

Human Resources所属。海外留学を経て大学院を卒業後、2017年にgumiへ新卒入社。新卒採用担当として、採用施策の企画から説明会や面接の実施までを一貫して担う。

活躍の裏にあるそれぞれのバックグラウンド

荻野
今日はお二人がgumiに入社した経緯から、今どんな業務を担当しているのか、実際gumiの『G-ROW DESIGN』(※)で働くことについてどう思っているか、本音を聞かせてください!

gumiのゲーム制作スタジオ、Studio FgGでゲームのUI/UXデザイン制作を担うチーム。

ももこ
分かりました! こうして荻野さんとお話するのも久しぶりですね。gumiに入社してそろそろ3年が経つなんて、あっという間です……。
ちさ
私も内定者アルバイト時代も含めるともう2年になりますね。
荻野
2人とも現場で活躍していると聞いているけど、仕事には慣れたかな?
ももこ
やっと少し慣れてきたかな、という感じですね。まだまだ分からなくて悩むことも多いです。
ちさ
同じくです。一つできるようになったと思ったら、また分からないことが出てきて…の繰り返しですね(笑)。
荻野
私も新卒入社組だからよくわかる!(笑)
ちささんは専門学校でもUI/UXの勉強をメインでしていたんだよね?
ちさ
はい! 初めはキャラクターデザインや3Dなど色々やっていたのですが、UI/UXに出会ってからはその虜になってしまい、ゲームのUI/UXばかり作っていました。きれいな配置を見たり作ることが本当に好きで……!
荻野
採用選考のときから伝わっていたけど、本当にUI/UXデザインが好きなんだね。
ももこさんはもともとイラストの勉強をしていたんだよね?
ももこ
はい、最初はイラストレーター志望だったので、実は専門学校でUI/UXの勉強をしたのは最後の半年間だけでした。
荻野
そんなに短かったんだ! どういうきっかけでUI/UXの勉強を始めたの?
ももこ
最初は先生からの紹介でした。ちょうどその頃学校にUI/UXのカリキュラムができたこともあって、勉強してみることにしたんです。そうしたら、前はゲームをしていてもボタンの位置などは気にも留めていなかったんですが、すべての配置には意味があることを知って、ゲームの見方が変わりました。普段は意識して見ないようなところにも拘っているんだと感動しましたね!
荻野
勉強していく中で興味を持っていったんだね。とはいえ、半年間でスキルを身に付けるのは大変じゃなかった?
ももこ
はい、イラストと必要なスキルも全然違いますし大変でしたね……。とにかく見様見真似でたくさんデザインを作って、先生にアドバイスをもらったりしていました。他にも本を買ってみたりデザインの知識がまとまっているサイトから勉強したり、自分自身でもかなり集中的にインプットしたのを覚えています。
荻野
実は、最初はイラストレーターを目指していて、途中からUI/UXの勉強を始めてUI/UXデザイナーになる新卒社員は少なくないんだよね。ももこさんのように入社後に活躍している人もいるしね!
ちさ
私は逆に学生時代UI/UXの勉強をずっとしていたのですが、いざ入社してみると、仕事でやることと勉強してきたことは違うことも多くて戸惑いました(笑)
ももこ
それは私も思いました!
荻野
どう違ったの?
ちさ
一番戸惑ったのは、データを綺麗に整理された状態にしておかないといけないところです。
学生の時は基本的に自分の制作物は自分しか触らないので、プロセスはどう作ろうと自由なんです。でも業務で作るデータは、他のメンバーも使ったり他のデザインに流用することもあるので、他の人がファイルを開いた時に見やすいか、他のデザインで使う時に崩れないようになっているかということまで意識して作らないといけないんです。
荻野
なるほど、表に見える部分は同じでも裏側でどう作っているかまで気を遣う必要があるんだね。
ちさ
はい、慣れるまでは結構苦労しましたね……。
荻野
ももこさんのように途中からUI/UXに転向しても、自分の努力次第で入社後活躍できる可能性は十分にあるし、ちささんのように学校でUI/UXをしっかり学んでいる人も、実践で使えるスキルを身につけてさらにレベルアップできるということだね。
ちさ
はい、今でも日々勉強です!

良い材料がより魅力的に見えるよう調理する、UI/UXデザインの面白さ

荻野
二人は入社直後はどういう仕事をしていたの?
ももこ
最初はガチャ画面や訴求画面など、テンプレートをベースにテキストや背景の色を変える作業がメインでした。
『ファントム オブ キル』 ガチャ画面。テンプレートをベースに、指定のキャライラストやテキストの挿入、背景画像の選定や色味調整を行う。
ちさ
私も同じですね。作業自体はあまり難しいものではありませんが、先ほど言ったような学生時代とのやり方の違いもあったので、最初は先輩に細かく指導してもらいながらやっていました。
荻野
二人とも最初は基礎的な業務からのスタートなんだね。今はどんな仕事をしているの?
ももこ
ストーリーのお知らせ画面など、よりデザインの自由度が高い画面も担当しています。こちらはテンプレートはなく、どう見せたら物語を伝えられるか、かっこよくできるかを一つ一つ考える必要があるので、難しいですがやりがいもあります!
荻野
なるほど。そういう画面はどういう流れで作っているの?
ももこ
最初にプランナーさんから仕様書と参考のイメージ画像をもらい、ゲームのシナリオも考慮してデザインを考えていきます。イラストチームが制作したイラストを使って作っていくのですが、ただキャラクターを重ねて配置するだけではなく、どこをどうやって目立たせるかなどを考えながらデザイン構成を考えます。色味やエフェクトの加工も結構していますし、一枚絵を作る感覚に近いですね。
『ファントム オブ キル』 ストーリーのお知らせ画面。シナリオや指定のテキストをもとに、全体のレイアウト構成やロゴ制作、背景制作を行う。
荻野
自由度が高いというと、今年作ってもらった新卒採用サイトのキービジュアルもそうだよね?
ももこ
そうですね、正直このキービジュアルも結構難しかったです(笑)。これまでの幾何学的な新卒サイトとは一味違ったデザインにしようと思って、新卒のフレッシュさも持たせつつも目に止まるデザイン、応募したくなるデザインを目指しました。
新卒採用サイトキービジュアル。クリエイティブのイメージや構成などイチから制作。
荻野
そんなに考えて作ってくれていたとは感激です……!

ちささんは今どんな業務をやっているの?

ちさ
私は今はリリースして間もないタイトルを担当しているのですが、最初はテンプレートもない状況なので、ゼロから考えて作るものも多いです。正解がないので難しいですし、いつもあれこれ悩んでいますね。
荻野
悩んだときはどうするの?
ちさ
まずは資料を参考にしています。ゲームというより広告のようなデザインを作ることが多いので、雑誌やピンタレストなどゲーム以外の媒体を中心に見ていますね。一度イメージを作ったら上司に見てもらい、アドバイスをもらいながら少しずつ形にしていきます。
荻野
参考にするものはゲームに限らないんだね! そうなると、デザインを始める前の下調べにも時間がかかりそうだね。
ちさ
そうですね。特にIPタイトルではそのIPの勉強も必要なので時間はかかりますが、その分完成したときは達成感がありますし、先輩や上司に良いフィードバックをもらえると嬉しいですね!
ももこ
先輩に提出して「いいね」と言ってもらえると、「自分がやりたいことが伝わったんだ」と思えて嬉しいよね!
荻野
ももこさんは最初イラストレーターを目指していたということだけど、UI/UXデザインの仕事をやってみてどう?
ももこ
イラストレーターの役割が良い材料を作ることだとすると、UI/UXデザイナーの役割はその材料をさらに魅力的に見せるために調理することだと思っています。どちらもゴールは同じでユーザーさんに喜んでもらうことで、やりがいのある仕事ですが、今は良い材料をどうやったらより素敵に魅せられるかを考えるUI/UXデザインの仕事がとても楽しいですし、やりがいを感じています。
荻野
なるほど、材料を調理する役割というのは分かりやすいね。それぞれのやりがいがあるというのも納得です!

ちささんはどう?

ちさ
きれいな配置のデザインを見たり作ったりすることが好きというモチベーションは、学生時代から変わりません。日々良いデザインに触れながら、実際に自分で作っている今の仕事はもちろんやりがいがあります。まだまだUI/UXのことを勉強したいです!

意欲があれば挑戦を後押ししてくれる環境

荻野
2人とも今の仕事にはやりがいを持っているということだけど、職場の環境や雰囲気はどう感じている?
ももこ
チームの皆さんは穏やかで、仕事も親身に優しく教えてくださるのでのびのびと働ける環境です!
ちさ
同感です!
荻野
入社前とギャップを感じることはあった?
ももこ
無かったですね。入社前に今の上司や先輩にあたる方々にポートフォリオを見ていただいた時、とても話しやすいなと感じたのを覚えています。実際、仕事ではもっと殺伐としているのかなと思ったのですが、全然そんなことはなかったです(笑)。
ちさ
皆さん優しいですよね。面接やインターンでチームの方々にお会いする中で、制作意欲に溢れているのが伝わりましたし、意見を尊重し合う風土があることも分かって、自分もやりたいことに色々挑戦させてもらえるんじゃないかと思いました。私は就職活動でそこを一番重視していたのですが、今まさにそんな環境があると実感しています。
荻野
二人とも、入社前のイメージ通りだったみたいで良かった! 上司や先輩からの指導はどう?
ももこ
とても丁寧で手厚いと思います。自分は学校でUI/UXを学んだ期間が短かったこともあって、入社直後不安もありましたし、同期のデザインのクオリティの高さに焦ることもあったのですが、先輩に優しく根気強く教えていただいて色々覚えることができました。
今でも1ピクセル単位で位置の修正指示などを受けることがありますが、自分ではここで良いだろうと思っていても、言われたとおり動かしてみると「なるほど、やっぱりこっちだな」って納得するんですよ(笑)。細かいところまで教えてもらえるので、まだまだ発見があります。
ちさ
私は初めて取り組むジャンルのデザインに悩んでいたときに、統括アートディレクターの上司が本を貸してくださったりアドバイスをしてくださったのが印象に残っています。新しく担当になったタイトルが、これまで担当していたタイトルや学校で学んでいたゲームのテイストと全然違うもので戸惑っていたので、本当に助かりました。
荻野
統括アートディレクターも気にかけてくれるのはありがたいね。
ちさ
はい。デザインへのフィードバックもしていただいていたのですが、「どういうコンセプトで作ったのか」「どうしてその色にしたのか」とよく聞かれて、自分なりの理由がないと説得力に欠けるデザインになってしまうと気付き、色彩検定を取るきっかけにもなりました。配色についての知識を増やして、もっと伝えたいことが伝わるデザインを作りたいと思ったんです。
荻野
「色々挑戦したい」と言っていたとおり、自分でも積極的に知識の幅を広げているんだね!
ちさ
そうですね。意欲があれば、それを後押ししてくれる風土があると思います。
他にも、業務効率化のためにJavaScriptの勉強がしたいと思っていたのですが、それを先輩に伝えたらすぐに勉強会を開催してくれたんです。分からない部分は何回も教えていただいて、最近少しずつ分かるようになってきました!
ももこ
勉強会はためになるよね。この前はUnityやGitの勉強会もあったのですが、業務でのフィードバック以外でも幅広く学べる機会があるのはありがたいです。
ちさ
業務では「この仕事が好きなんです」と伝えるとその仕事を振ってもらえることもあったり、希望を聞いてもらえるのも嬉しいですね。
ももこ
そういう希望を伝えやすい雰囲気があるよね。
ちさ
はい、若手の自分でも発言しやすいです!
チームの皆さんはもちろん、プランナーなど他のチームの方もフランクに声をかけてくれるので、仕事でも仕事以外のことでもコミュニケーションは取りやすいと思います。
荻野
風通しが良いんだね! 普段は在宅勤務しているももこさんはどう?
ももこ
休憩時間にチャットで雑談したりしていますし、コミュニケーションを取る機会はあります! 仕事も基本はチャットでやりとりをしていて、細かい指示は画面のスクリーンショットで確認しているので問題ないですね。
荻野
それは良かった! 今日お話しを聞いて、改めて2人のUI/UXデザインへの想いと努力を知れたし、その成長意欲に応えてくれる環境があることが良く分かりました!

若手社員の強みも活かしながら、長期的な成長をチームでサポート

新卒入社社員に聞いたことを踏まえ、『G-ROW DESIGN』Directorの鈴木にチームの実情をより詳しく聞く荻野。
荻野
お疲れ様です! 新卒入社の2人にお話しを聞いたのですが、2人ともすでに実践で活躍しているみたいですね!
鈴木
はい。2人もそうですが、最近の新卒社員はもともとのスキルが高く成長も早いですね。やはり最初からスマホに触れてきた世代なので、飲み込みも早いのだと思います。
荻野
新卒社員ならではのそんな強みもあるんですね。
鈴木
コンシューマー出身の人や中堅層以上の世代からは出てきづらい、スマホネイティブ世代の色眼鏡無しの素直なアイディアには刺激をもらっています。実際にアイディアを採用することもありますしね。
ソシャゲもしっかりプレイしてきているので吸収も早く、1年程度実践を積んだら一通りの業務ができるようになっている人が多いです。
荻野
1年というのは早いですね。それは、ももこさんのようにUI/UXの勉強を途中から始めた人も同様ですか?
鈴木
そうですね。若手社員皆さん、先輩の指導が必要な場面ももちろんありますし、これから場数を踏んでもっとデザインの幅を広げていける伸びしろはありますが、成長スピードは速いです。
荻野
指導については、2人とも先輩から「根気強く丁寧に教えてもらえる」と言っていました。実際、そのような指導は意識していますか?
鈴木
はい、リーダーや先輩社員からのフィードバックは丁寧にするようにしています。若手社員の制作物が思い通りに仕上がらないとき、先輩社員が途中で引き取ることってあると思うのですが、うちのチームでは基本的にそれはしないようにしています。担当者にしっかり最後まで作り切ってもらっています。
荻野
そこまで徹底的に指導しているのはすごいですね!
鈴木
もちろん、クオリティにも妥協はしません。先輩社員がリリースできるレベルまでクオリティを引き上げるサポートをしっかりします。その過程で本人に何が足りないかを把握してもらいつつ最後までやりきってもらうことで、次の成長に繋がっていくと考えています。
荻野
その場しのぎではなく、若手社員の長期的な成長を考えているからこその指導方法ですね。
その他にも、2人から「やりたいことに挑戦させてもらえる」とのコメントもありました。
鈴木
それも大切にしていますね。基礎力をオールラウンドに身に付けてもらうことは前提ですが、それに加えて本人がやりたいこと、得意なところを伸ばすためのサポートはしっかりしていきます。その方が個々人の力も発揮されて、会社にとってもプラスになるので良いことしかありません。
荻野
その取り組みの一つとして、勉強会を開催しているのですよね?
鈴木
はい。コロナ禍で頻度は減ってしまっていますが、勉強会も開催しています。特に、デザイン業務とUnityの組み込み業務で担当を分けているので、担当ではない方の業務にも触れる機会をつくるためにも、誰でも参加できる勉強会を様々なテーマで行っています。
あと最近では、社内コンペも積極的に開催しています。基本的に一人一タイトルを担当しているのですが、それだとデザインの幅が限定されてしまうため、他のテイストのデザインにも挑戦できる機会を作っています。コンペには新卒社員も積極的に応募していますよ。
荻野
スキルに偏りがでないよう、様々なインプットやアウトプットの機会を提供しているんですね。ももこさんとちささんも「挑戦を後押ししてくれる」と言っていたとおり、チームメンバーのキャリアや成長を真剣に考えサポートされていることが良く分かりました!

最後に、鈴木さんが新卒社員に求める人材像とは何でしょうか?

鈴木
スキル面では、グラフィックの構成力やドローイング力は基本的な部分として見ています。
あとは、画面全体のデザインや遷移図も見ていますが、特に「なぜこのレイアウトになったのか」の理由をきちんと持っていることは重要です。デザインに理念があるか、UI/UXに興味があるか、ということにも繋がってくるところですね。
荻野
出来上がったデザインそのものだけではなく、背景にある理由も含めて見ているんですね。
マインド面はどうでしょうか?
鈴木
聞く力、伝える力は重視しています。ゲームのすべての仕様をグラフィック化してユーザーさんに伝えることがUI/UXの役割なので、業務ではほぼすべての部署とやりとりがあるんです。しかもデザインの会話は、「ここを20ピクセルずらして」というものではなく、「ここをもうちょっとバランス良く整えて」、「クールな雰囲気にしたい」といったニュアンスで伝えられることが前提となります。
各部署からのそういった要望を正しく汲み取り、その意図に沿ってアウトプットできなければなりません。
新卒社員の場合、先輩からのアドバイスを素直に受け止められるという意味でも、聞く力は大事ですね。
荻野
たしかに、まずは相手の要望を正確に理解できないと適切なアウトプットはできないですもんね。お話ありがとうございました!


新卒UI/UXデザイナー採用の応募はこちらから!